観光

立派にそびえ立つ大阪城

歴史が動いた場所、大阪城は必見

近隣に難波宮跡等もあり、見所がたくさんあるのが大阪城です。
石山本願寺跡地、1583年、豊臣秀吉によって築城された大阪城は、あの大阪夏の陣で舞台となり、豊臣家の滅亡とともに焼失します。
しかし、江戸幕府の命により、数mの盛り土を行い再建され、現在見ることができる大阪城は江戸時代以降に作られたものなのです。
>>大阪城天守閣

しかしそのお堀といい、当時をしのばせる内部の展示物といいまさしく圧巻といえます。
この大阪城には見所が満載といわれていますので、見ておくべきスポットをよく理解していくと、また楽しさが倍増するのです。

天守閣を臨む場所で撮影できる極楽橋

大阪城内堀にかかっている全長54mという極楽橋は、1626年に創建された当時、美しい木造の橋だったとされています。
しかし残念なことに戊辰戦争により焼失、現在見ることのできる橋は1965年に創建された橋です。

緩やかなアーチが美しく昔ながらの橋の様子がしっかりわかるこのスポットは、インスタ映えスポットとなります。
極楽橋越し、大阪城の立派な天守閣を臨む構図で撮影できるスポットなのです。

堂々たる天守閣、豪華絢爛な豊臣時代を彷彿とさせる

豊臣秀吉は派手好きで有名でしたが、その秀吉が築城したという事がよくわかる、絢爛豪華な作りは今も復元された形で見ることができます。
1692年に完成した絢爛豪華だったという天守閣は権力を象徴する建造物なのですが、落雷によって幾度も焼失、1655年の焼失を受けてそれ以降、再建されずに来たのです。

しかし1900年代、大阪市民が強く要望し寄付なども集められたことで1931年豊臣時代の天守閣の資料を基に作られたのが、現在見ることのできる天守閣です。
内部は当時の戦の模様がジオラマ、ミニチュアで再現され、大阪夏の陣の屏風などの解説もしっかりきくことができます。
地上50m、展望台から見ることのできる大阪の街並みは圧巻です。

桜門の迫力と巨石は当時のママ

大阪城の石垣には至るところに巨石が配置されていて、これは大きな特徴とされています。
本末正面をみると入口に桜門という堂々たる門がありますが、この美しい門の横、両側に右に竜石、左に虎石と呼ばれる巨石があるのです。

また門をくぐって中に入ると枡形にあるのは、特に大きな迫力ある巨石、これは城内で最も大きいといわれる蛸石と振袖石となります。
これほどの巨石は大阪城に来ないとみることは先ずかなわないと言えるくらいの巨石です。
これほどの石を運ばせた当時の秀吉は、やはりものすごい権力を持っていたのだと感じさせてくれます。

美しい西の丸庭園は桜で有名

桜の季節になると美しい桜との競演も楽しめる西の丸庭園、桜の名所として大阪市民から愛されている庭園です。
四季折々に美しい姿を見せてくれるのですが、特に春、秋は見事といわれています。

夏は青々茂った緑が庭園の池に生え、太陽のまぶしい光がキラキラと水面を揺らし非常に美しい姿を見ることができるのです。
園内にある千貫櫓、乾櫓、焔硝蔵(火薬が保存されていたことでこの名がついたとされる)なども非常に美しい景観を見せてくれます。